2021市場動向概要/市場動向概要1998-山の下出版ヘルスフードレポート healthfoodreport登録商標Ⓡ』著作権所有Ⓒ
月号 2021/01/05
コード 4073
タイトル Health Food Report ヘルスフード レポート 健康志向食品 市場動向 2021年
2021年市場動向 法人微減約6000、個人含む確認事業者2割増約15000、
市場規模約7500億円と全体減少
2020年流通ルート
2021年素材生理機能 機能性表示食品約250素材複合約150素材650社
・3500アイテム(目安)で推移
2021年原料動向 取扱い素材2次代理店縮小 メーカー総代理店化の方向
選択のポイントが価格から品質、安定調達へ
2021年加工動向 新規参入企業中心に受託数年間1000~10000個が中心、
10~100万個定番品減少、1000万個ブーム品現われず
2021年製品動向 医薬品・食品の枠を越え、主要ブランドが支持、浸透
市場状況踏まえ独自位置取り図る新規参入増
76
月号 2021/01/06
コード 4074
タイトル 2021年市場動向 法人微減約6000、個人含む確認事業者2割増約15000、
市場規模約7500億円と全体減少
法人取扱事業者数は、全体微減約6000(東日本約3700、西日本約2300)、個人含む確認事
業者数は、全体約2割増約15000(東日本約6900、西日本約8400)となっている。
法人数は昨年同様全体微減だが、個人含確認事業者数は東日本で約1割増、西日本で約4
割増と動きをみせている。西日本の内大阪府が約2割増1000、福岡県で約5割増1300である。
健康食品関連市場で福岡県の数字が継続的に高いことが確認されてきたが、約5割増の内
容は注目する必要がある。法人数につながっていく数字であり、また、新規参入の分析も大切
となる。
新型コロナウイルスによる国内市場の営業中断及びインバウンド関連減少など含む大きな変
化に対応している過程が、数字に反映されているとみられる。全体微減は初期のもので実際は
もっと厳しいとの指摘がある。
各社とも、インターネット対応への大幅な移行、海外市場での生産・販売など、当面の活動方
針を取りまとめて実行していく一方、新型コロナ後を見据えた方向性も模索、検討している。
後戻りはできない、というのが共通認識となっている。踏みとどまり、乗り越えていくしかないの
が現状である。方向、方法はそれぞれ。精神的な意味合いが強くなるが、生き残りをかけたも
のとなる。
月号 2021/01/07
コード 4076
タイトル 2021年素材生理機能 機能性表示食品約250素材複合約150素材650社
・3500アイテム(目安)で推移
機能性表示食品は市場化以降約6年間で600社3500アイテムといウ規模になる。年間平均約
600アイテムの製品が新発売されている。この数字をどのように理解していくか。今後の取り組
みの課題を確認する必要がある。
平均年間1社で1アイテムの新製品開発は絶対的に少ない数字である。明らかに絞り込んだ
取り組みである。加工食品大手メーカーでは1社年間100アイテム新製品を投入し数アイテムが
次年度以降にも残るという動きを示す。
主力製品ブランドのひとつに、あるいは先行アンテナブランドとしてテスト販売になっているの
が現状である。市場化し販売状況を分析し本格展開への準備が続いている様子がうかがえる
。
最近の傾向は、他社が真似できないよう独自新素材、複合素材での届出を図っていくところ。
多くは、OTC医薬品のような設計、ネーミングが行われている。売行きも同様の動きとなってい
る。
特定保健用食品、栄養機能食品含めると600以上の素材が登場しており、まだ利用者には認
知されていない。素材自体が難しいため社名や既存ブランドに頼る様子がうかがえる。しばらき
はこの状況が続くものとみられる。
*『2021年版』より、インターネット分野と同じ素材・情報を収載。公的な素材機能、企業資料
等含むデータ確認可能な内容を原則としています。順次更新中。
77
月号 2021/01/09
コード 4077
タイトル 2021年原料動向 取扱い素材2次代理店縮小 メーカー総代理店化の方向
選択のポイントが価格から品質、安定調達へ
原料の開発から販売までのコスト管理が厳格になるとともに、ユーザーへの営業、情報提供
、製品化までのコスト管理まで求められており、2次代理店マージンでは対応できない状況とな
っている。
そのため、販売代理業務を総代理店担当に、ユーザー支援をメーカー担当にする場合が増え
ている。それぞれ互いの情報提供、共有をインターネットで行うシステムの構築を進めている。
そのため、従来の2次代理店、商社は、総代理店化を図る、同種原料の複数調達などの業態
模索、ユーザー採用ブランドの構築など、事業転換、新事業開発などが求められている。
天然由来原料調達には以前から多くの課題があり、メーカー、代理店は苦労してきた。世界
的に低価格帯での供給の必要性、流れは踏まえたうえで、別に、一定価格帯で品質、安定調
達、供給する流れも出てきた。
メーカーの厚い支援を受けながら、高価格帯製品を開発していく例が増えている。サプリメント
では主流となる様子がある。飲料などテスト販売初回30万ケース約600万本からなどのニーズ
は特別対応となる。
ユーザーへの原料提案は、イベントなどが無い状況を受け、海外発の原料製造企業ホームペ
ージ対応、充実化を図ることなどを進めている。機能内容紹介の新しい態勢を模索している。
月号 2021/01/10
コード 4078
タイトル 2021年加工動向 新規参入企業中心に受託数年間1000~10000個が中心、
10~100万個定番品減少、1000万個ブーム品現われず
製品受託数が抑えられている状況がみられる。初回納入時は1000~10000個(1製品定価10
00円100万円~1000万円。定価10000円1000万円~1億円)が中心となることが多いという。
コスト計算すると1製品定価1000円では合わない数字、利益が出ない数字になるという。リピ
ート注文に期待して受けるものの厳しい営業になるとのこと。新規参入に対しては対応したテス
ト製品対応する場合もある。
ここ数年は、製品化しても10~100万個(定価1000円1億円~10億円)定番品は以前より減少
しており、、1000万個100億円ブーム品は現われない状況が続いている。
これら踏まえ、現在の機能性表示食品開発、受託作業が進められている。既存ブランドでの
採用ではリピート注文の可能性が高いが、年間平均600アイテム全体でみると、かなり規模の
小さい仕事といえる。
ただ、OTC医薬品分野ではルート特性分析し年間10万個までの製品を目標に年間1000アイ
テムアイデア募集・100アイテム製品化を続けている企業もあり、数字が大きければよいというも
のでもない。
ユーザーに合った素材、機能の製品をその販売方法、ルートに合った数で対応していく難しさ
がある。国内だけでなく海外展開を検討するメーカーもあり、様々な情報収集が必要となる。
78
月号 2021/01/11
コード 4079
タイトル 2021年製品動向 医薬品・食品の枠を越え、主要ブランドが支持、浸透
市場状況踏まえ独自位置取り図る新規参入増
飲料含む加工食品分野では、新製品投入後数か月で売行きを判断し販売中止されるのが9
割以上。健康食品分野では数年以上売行きを見守るのが通例となっている。
現在新発売が続いている機能性表示食品も、各企業のアンテナ商品としてテスト販売の位置
づけが多いとみられる。主要ブランドのひとつとして一定の継続販売商品とされるものも出てい
る。
医薬品・食品の枠を越えてブランドの普及を図る製品も出てきた。医薬品機能をイメージさせ
る食品として、または食品の味等をイメージさせる医薬品の展開である。特に法律上問題は指
摘されていない。
薬系ルートでの食品販売、食品ルートでの医薬品販売、インターネットでの食品、医薬品販売
など、購入場所に境界は無くなってきている。その際には、圧倒的に数量を納めている主要ブラ
ンドが支持される。
それらのすき間を狙い、市場状況踏まえ、独自位置取り図る新規参入が増えてくるとみられる
。利用者の支持が得られ、長く販売されている専門メーカーブランド製品もある。
まだ一般には知られていない新しい素材、製品が多く出し続けられており、数年内にはこれら
の中から一定支持され認知されるものが出てくとみられる。過去には無かった状況にあり、期
待したい。
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