2023市場動向概要/市場動向概要1998-山の下出版ヘルスフードレポート healthfoodreport登録商標Ⓡ』著作権所有Ⓒ
月号 2023/01/05
コード 4120
タイトル Health Food Report ヘルスフード レポート 健康志向食品 市場動向 2023年
2023年市場動向 素材市場動向………………………………………… 2
法人数約5900微減、個人含事業者数約11500横ばい、推定市場規模約7500億円
2023年流通ルート
2023年素材生理機能 素材生理機能・約600素材………………………… 6
機能性表示食品約350素材複合約400素材1100社・6000アイテム(推定)で推移
2023年原料動向 原料供給動向・メーカー約350取扱素材表……22 既存機能素材中心
複合タイプ製品増 独自性打ち出すために様々な方法探る
2023年加工動向 受託加工動向・メーカー約100社受託内容表… 33
市場定番素材が堅調な動き 注文ロット数少ないが新規多く全体二ケタの伸び
2023年製品動向 製品動向・メーカー約750社取扱品目表……… 36
食品、医薬品、化粧品メーカー品揃え 通販、農産、外食、スーパー等流通他、新規採用増
82
月号 2023/01/06
コード 4121
タイトル 2023年市場動向 法人数約5900微減、個人含事業者数約11500横ばい、推定市場規模約750
0億円
社会状況、市場傾向に大きな変化がなく、法人数、個人含事業者数も概ね横ばいで推移して
いるとみられる。約7500億円の市場規模のまま今後の動き方が模索されている。
東日本法人数3650→3600(-50)、
西日本法人数2270→2250(-20)、合計5920→5850(-
70)。ここ数年取扱法人数に動きはなく維持継続に注力中。起業の動きも少ない。
東日本個人含事業者数5810→5910(+100)、
西日本個人含事業者数5760→5510(-250)、合計11570→11420(-
150)。昨年約2割減少の個人含事業者数に変化は少ない。利用反応が弱い模様。
店販、訪問販売など従来からの対面販売の分野にようやく動きが見られ始めたものの、中心
はインターネット通販となっている。新聞・雑誌等媒体の広告でのニーズも維持継続目的である。
特定の素材やメーカー、ブランドが支持される傾向はみられていない。数年前までは年間100
万世帯400万個というヒット商品が数多く出されていたが、現在は数少ない。
ただ、関連事業者の努力により利用者対応が丁寧になっており、定番素材、定番商品が現状
維持で推移している。まだしばらくは、我慢の状況が続くものとみられる。出口を探る動きであ
る。
月号 2023/01/07
コード 4134
タイトル 2023年素材生理機能 機能性表示食品約350素材複合約400素材1100社・6000アイテム(推定
)で推移
昨年の機能性表示食品届出は新素材30・複合新素材70・新100社・700アイテム(推定)と前年
の約3割減ではあるものの、新商品数、新規参入数としての動きは活発といえる、
しかし、合計約350素材・複合約400素材・1100社・6000アイテム(推定)となっているとみられる
市場は、一般の人には身近な商品としての認識はまだ少ないようである。
特にヒット商品もなく、ブーム状況はみられず、それぞれの採用商品の売上数が少ないまま
様子見、テスト販売、アンテナ商品として位置づけられているためである。
表示される機能性の内容が、医薬品のように疾病が治るというものではなく、健康状態の維
持、改善が多いため、一定期間利用につながっていないという指摘がされている。
届けられている機能の維持改善自覚にまで至っていないということである。必然リピート購入、
継続利用が行われず、定番化されないことになる。
そのため、明らか食品では定番商品に機能成分を入れていくという方向での動きとなっている
。サプリメントではあらためて医薬品的形状を積極的に示し継続利用情報提供を図る方向であ
る。
83
月号 2023/01/09
コード 4123
タイトル 2023年原料動向 既存機能素材中心
複合タイプ製品増 独自性打ち出すために様々な方法探る
既存の定番商品、継続利用商品が支持されているため、従来からの上位機能素材が固い動
きを示している。提案されている素材も絞られる傾向となっている。
原料の栽培法、生産法、製造法、また産地、調達地域・国などを検討し、リスク分散、品質管
理、コスト等考慮しての選択が進められている。
また、機能性表示食品では複合タイプ製品が増えており、既存素材の複合方法の研究も進め
られている。医薬品のように配合方法による生理機能内容が確認されている。
また、物性、味、香りなどが商品化にあたり重要となっている。生鮮品から加工食品、飲料、サ
プリメントまで幅広い形態の商品が提案されており、それぞれ、企業財産として位置づけされて
いる。
その意味で、独自性打ち出すために様々な方法を探る動きとなっており、各原料供給メーカー
はこれまでの研究内容の情報提供を求められている。
新たに既存素材の原料調達方法の開拓、選択も行われている模様で、新しい素材の提案も
含め、着実で固い営業となっているようだ。今後の展開を踏まえた内容が模索されている。
月号 2023/01/10
コード 4124
タイトル 2023年加工動向 市場定番素材が堅調な動き 注文ロット数少ないが新規多く全体二ケタの
伸び
閉塞感のあるここ数年の社会状況から、特に市場で大きな動きはないが、現状維持、出口を
探る堅調な動きとなっている。努力が続けられている状況だ。
定番商品を確実に継続維持するための様々方法が検討され、手当されるというものである。
リスクを排除するための具体的な対応が行われている。
受託加工メーカーが対応できる、原料調達から製品加工までのすべての工程をチェックし課
題を見直してきたかたちである。その内容を情報提供し提案してきている。
結果として、注文ロット数少ないが機能性表示食品関連で新規参入企業や定番商品への品
揃え採用多く、全体二ケタの伸びとなった模様。着実な提案の積み重ねとなった。
新商品発売メーカーの、企業財産としてのこだわりの内容の開発を協力してつくる作業となる
。売行き、市場反応が良くなくとも発売打ち切りとならない場合が多い。
商品維持、継続のためのアイデアが盛り込まれている。今後、実際に継続摂取、利用されて
いくために利用者サイドに立った工夫がされていくとみられる。ヒット商品が期待されている。
84
月号 2023/01/11
コード 4137
タイトル 2023年製品動向 食品、医薬品、化粧品メーカー品揃え
通販、農産、外食、スーパー等流通他、新規採用増
8年目となる機能性表示食品を中心に新商品提案が続けられている。食品、医薬品、化粧品
メーカーの品揃えの中に採用する動きは広がりをみせている。
慎重な販売活動が多いため、一般消費者にはまだ伝わらないようだ。表示内容をどのように
具体的に体感自覚してもらうのか。試行錯誤が続けられている。
以前のダイエット対応商品のように、利用者にまかせてしまうというような形での展開がみられ
ていない。表示について一定の責任が販売側に自覚されているということにみえる。
これまで、生理機能表示に馴染みの薄かった通販、農産、外食、スーパー等流通他でも、新
規採用が増えてきており、関心度は高い。まだ実際の売上への貢献には至っていない。
全体の採用可能性企業の数を想像すれば、まだ、初期段階といえる。実需につながっていな
いにもかかわらず新発売、新参入が続いている。可能性を試しているようだ。
今後もこの動きは続くとみられる。何かを契機に市場化が急速に行われるか、あるいは、マイ
ナスの動きが出てくるのか。慎重に見極める姿勢が必要となる。
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